消費者金融にスピードバンクという会社はあるの?見極め方を教えます
消費者金融業界はかつて、最高で4万社以上の会社・個人がありました。それが今では2,000ほど。約4万もの会社が、たった20年ほどで無くなった非常に厳しい業界です。
姿を消す会社が圧倒的に多いため、聞いたことのある会社が今も経営しているのかはっきりしないなんていうことや、ほんの数年前に書かれたインターネットでの情報も使い物にならなくなっていたりする業界。今でも経営している業者かどうか調べる方法を身につけておかないと、古い情報に振り回されるだけでなく、過去にあった会社名を騙(かた)るヤミ金業者の餌食になることも十分に考えられます。
「スピードバンク」という会社名を聞いて、いかにもありそうな消費者金融の社名だと感じた人はどれくらいいるでしょうか。では、その社名で営業登録をしている会社が実在するかを調べてみましょう。
消費者金融会社の登録状況を調べる一番手っ取り早い方法は、監督官庁である金融庁の検索システムを利用することです。「登録貸金業者情報検索入力システム」というページでは会社名の一部でも検索できるシステムなので、「スピード」で検索をかけてみましょう。
「スピード」というと迅速なキャッシングができそうなイメージで、多くの登録業者がHITしそうですが、なんと該当はなし。念のために「スピードバンク」で検索をしても、結果は同じく「該当なし」。つまり、現存しない業者か、元々そんな会社は登録されていなかったかの2択に絞られるわけです。そして、どちらにしても今ではその名を使った貸金業をしている会社は違法業者だということになります。
ヤミ金業者・違法業者の手口はダイレクトメールやチラシのポスティング、凝ったホームページを開設しているところもあります。それらが正規業者かどうかはほんの数十秒で判別ができますから、怪しい、聞き慣れない、知らない業者名の場合には必ずチェックしてみることを強くお勧めします。