銀行のカードローン、学生は身分確認に学生証を使えるか?

最近は学生さんでも一部の銀行でカードローンが利用できるようになったり、消費者金融でも本人がアルバイトなどで収入を得ていれば学生さんにも貸し付けをしてくれるところが増えてきました。アルバイト収入がそれだけの評価をしてもらえているという反面、正しいお金の使い方を身に着けているかどうかで学生のうちに多重債務に苦しむなんてケースに陥ることも実際にありますから、失敗しないお金の借り方を考えながら、有意義に利用してもらいたいものです。

さて、学生の方が銀行にカードローンを申し込むとき、学生証を身分証明の書類として利用することは可能でしょうか。一般の場合、運転免許証・健康保険証・住民基本カード・パスポートなど、多くの種類の身分証明書類がありますが、学生さん特有の学生証はどうでしょうか。

某メガバンクのカードローンの場合、学生証は身分証明書類と一緒に提出する二次的に必須の書類とされています。つまり、一般の方と同様の身分証明書類のほかに、学生証も提出してください、と条件提示されているんですね。

学生証を発行している大学や専門学校などの機関を「公的な機関」として見る事ができるか。偽造などのセキュリティ面で信憑性に問題はないか。これらのことを踏まえて、学生としての身分を補助的に証明する書類として提出を求めるにとどまっていると考えるのが妥当なところです。やはり役場など官公庁の発行する書類が身分証明としては必要だということになります。

学生さんであれば、まだ運転免許を持っていない方も多いでしょうし、パスポートはもっと所持数が少ないでしょう。となれば、健康保険証や住民基本カードなどが代表例となります。健康保険証などは病気や怪我のために必ず所持しているものですから、それが提出できないということもないでしょうし、大きな問題にはならないでしょう。

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