ゆうちょ銀行から借入できる条件は「貯金の担保」!?
民営化されて数年。多くの方が「ゆうちょ銀行」という響きにも慣れてきたでしょう。実際は郵便局と一体なので、「ゆうちょ銀行」よりも「郵便局」の方がしっくりきますが、それでも一応、銀行部門が独立した銀行になっているのは確かなことです。
ゆうちょ銀行には、独自で商品化している無担保型のカードローンはありません。その代わりといってはなんですが、定期貯金や定額貯金をされている方に向けた「貸越(かしこし)」という形でのキャッシングがあります。単純に言えば、自分の貯金を担保にして、ゆうちょ銀行から借入をするといったイメージです。このイメージ通り、借入できるのは自分の定期・定額貯金の90%までとされています。
貯金が担保になっているとはいえ、借入は借入ですから、金利も当然発生します。その利率は定期貯金からの貸越で預け入れ時の金利プラス0.5%、定額貯金の場合は返済時の約定金利プラス0.25%で、昨今の超低金利時代では、非常に低金利での借入をすることができます。
このような担保型貸越がメインとなっているゆうちょ銀行からの借入ですが、地方銀行で全国展開に積極的なスルガ銀行と提携し、カードローン「したく」の窓口、代理店業務を行なっています。しかし、これはあくまでも本体がスルガ銀行であり、ゆうちょ銀行は窓口とコールセンターなどの代理店業務を行なっているに過ぎないので、ゆうちょ銀行のカードローンとは言い難い商品です。